オスマン軍楽隊、日本人の心を征服

Yazıcı-dostu sürüm

トルコ大使館文化部/ユヌス・エムレ インスティトゥートが主催し、エルトゥールル号事件に始まるトルコと日本の友好125周年記念事業の一環として来日したイスタンブル軍事博物館所属のオスマン軍楽隊(メフテル)が、日本で記憶に残る演奏を披露しました。

はじめに、来日したオスマン軍楽隊は、2015年6月2日、和歌山県・串本町において、約600人が見守る中、海上自衛隊・呉音楽隊とともにコンサートを行いました。翌6月3日には、彬子女王殿下をはじめ、トルコ大国民議会議長のジェミル・チチェキ夫妻、トルコ海軍ビュレント・ボスタンルオウル提督、武居智久・海上幕僚長、駐日トルコ共和国A・ビュレント・メリチ大使、第22期トルコ共和国国会議員ムスタファ・ガザルジュ氏ら、多数の招待客が出席した記念式典でもその姿を披露しました。

イスタンブル軍事博物館所属のオスマン軍楽隊は、串本での公演後に東京へと移動し、2015年6月5日の夕方には、定員の1,800人で埋め尽くされた「すみだトリフォニーホール」を会場に、海上自衛隊・東京音楽隊とともにコンサートを実施しました。さらに、翌6月6日には、東京で最も華やかな通りの一つ、表参道を舞台に、トルコ・日本両国の一般参加者とともにパレードと演奏を行いました。演奏中には交通規制が敷かれ、何千人もの人々がオスマン軍楽隊を見ようと通りを埋め尽くしました。

トルコ大使館文化部/ユヌス・エムレ インスティトゥートの東京代表を務めるテラット・アイディン氏は、トルコと日本の友好125周年の記念事業の一環として、串本と東京で行われたオスマン軍楽隊の演奏を今回何千人もの人々が目にすることとなっただけでなく、テレビや新聞、特に330万部もの発行部数を誇る毎日新聞では1面を飾るなど、各種メディアを通じて何百万人もの人々の目に触れることになった、と述べました。